ツシマヤマネコと出会う
みどころ 対馬を代表する動物と言えば、大陸と陸続きだった氷河期の生き残り、ツシマヤマネコ。推定生息数は約100頭ほどで、レッドデータブックでは絶滅危惧1A類に指定されています。上県町棹崎公園内の対馬野生生物保護センターでは、ツシマヤマネコが一般公開されており、身近に見ることができます。
コース 美津島町・あそうベイパーク(対州馬・ツシマジカ)〜上県町・対馬野生生物保護センター
あそうベイパーク 美津島町にある自然公園。テントサイト、オートキャンプ場が整備されており、園内でツシマジカ、対州馬を見ることができます。
ツシマジカ 美津島町のあそうベイパークで飼育されているツシマジカ。ニホンジカの亜種ですが、より古い形質を残していると言われ、独立種とする説もあります。
対州馬 同じくあそうベイパークで飼育されている対州馬(たいしゅうば、たいしゅううま、つしまうま、とも)。性格温順で粗食にもよく耐え、蹄が強いため蹄鉄を必要とせず、 女性でも扱いやすいため、かつては農耕や木材・農作物等の運搬に活躍し、生活に欠かせない存在でした。道路の整備、自動車の普及により激減し、絶滅が心配されている在来馬の一種です。
対馬野生生物保護センター 上県町棹崎公園内の環境省の施設です。ツシマヤマネコの調査・保護・一般公開が行われている他、対馬の動植物全般の情報が集められています。
ツシマヤマネコ ツシマヤマネコは日本では長崎県対馬にのみ生息している野生ネコで、約10万年前に当時陸続きだった大陸から渡ってきたと考えられ、ベンガルヤマネコの亜種とされています。 1970年代の推定生息数は200〜300頭でしたが、その後、生息適地の減少や交通事故、イエネコ由来とされる伝染病などの影響で徐々に数を減らし、2005年の推定生息数は80〜110頭とされ、環境省のレッドリストでは絶滅危惧種1A類に指定されています。 現在では沖縄のジュゴン・西表島のイリオモテヤマネコなどと並んで最も絶滅が危惧されている種のひとつです。
ツシマヤマネコ飛び出し注意 ツシマヤマネコの生存を脅かしている要因の一つが交通事故。島内に限らず、人にも動物にも優しい運転を心がけてください。
ツシマテン 対馬で割と見かける機会が多いのが、このツシマテン。冬場は頭部の毛が白色になるため、ワタボウシかぶりとも呼ばれています。国の特別天然記念物に指定されていますが、交通事故死が多い動物のひとつです。
ツシマヤマネコの保護活動について
環境省対馬野生生物保護センター 1997年に対馬・上県町(かみあがたまち)の棹崎公園内に開設された環境省の施設。負傷個体の治療、普及啓発活動、環境改善のための森作り事業などを行っています。 2003年12月よりツシマヤマネコの一般公開を実施中。 地元ではヤマネコセンターの通称で親しまれています。
ツシマヤマネコを守る会 1993年に結成されたツシマヤマネコ関係団体の草分け的存在。会長は対馬・上県町在住の山村辰美さん。 早くからツシマヤマネコの危機的状況を訴え、給餌活動、生息調査などを行っています。会によるツシマヤマネコ写真展は毎回好評です。
福岡市動物園 ツシマヤマネコ再導入計画(飼育施設でヤマネコを殖やし、対馬に再導入する計画)を達成するために、ツシマヤマネコの人工繁殖を行っています。2004年に待望の仔猫が誕生し、その後も順調に出産が続いています。 ツシマヤマネコの仔猫の愛らしい写真が新聞などに掲載され、多くの人々のハートを射止めました。
NPO法人どうぶつたちの病院 対馬動物医療センター 絶滅の危機に瀕する野生動物の保護活動を行うために2004年に結成されたNPO法人。沖縄やんばる地方(ヤンバルクイナ)、西表島(イリオモテヤマネコ)、対馬(ツシマヤマネコ)でそれぞれのプロジェクトを展開しています。 負傷 したツシマヤマネコの治療、ペットの診療、FIV(通称ネコエイズ)等の病気の感染源と考えられるノネコ対策などを行っています。
ツシマヤマネコ応援団 2002年に結成されたボランティアグループ。ヤマネコセンターのイベントの企画・実行や、「とらやまの森」づくりなどの活動を行っています。(注。とらやまはツシマヤマネコの昔ながらの呼び方)。
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