対馬楽講座・第1弾 ~生き物編~(講師・平坂寛氏)

対馬市厳原町の市街地で古くから行われている、子どものためのお祭りです。浴衣を着た子どもたちが、笹や色紙で飾られた町内各地のお地蔵様にお参りし、大人からお菓子をもらいます。地蔵盆は厳原の子どもたちにとって夏の楽しみのひとつです。
対馬の古い俗神として、固有の特色を持つ天道信仰は、神仏習合の典型的祭祀習俗を伝承してきました。
「ヤクマ」と称する祭礼は、この天道の祭りであり、旧暦6月初午の日にこの塔の面前で祭祀を行います。
海岸の石を円すい状に積み上げて、男児の健やかな成長や五穀豊穣を願う伝統行事で、「ヤクマ祭り」と言われます。
石塔は「ヤクマの塔」と呼ばれます。
以前は対馬各地で見られましたが、今では、この木坂地区と青海地区のみに残っています。