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防人が守った古代山城・金田城(城山)

 城山(じょうやま)は、対馬の中央に広がる浅茅湾に突き出した岩塊です。今からおよそ1350年前、白村江の戦いに敗れた大和朝廷は、大陸からの侵攻に備えて対馬に古代山城・金田城(かなたのき)を築きました。城山は日露戦争時にも要塞化され、古代と近代の「国防の最前線・対馬」を体感できるトレッキングコースです。
 標高276m、山頂までの往復コースの場合、コースタイム(休憩除く)は往路は50分、復路は40分。金田城跡は国指定特別史跡。

 

古代山城・金田城(城山)関連パンフレット

 「対馬トレッキングガイドブック」をダウンロードできます。
 >>A5サイズ32ページ一括ダウンロード(8.9MB)

 

 「続日本100名城 金田城 ~国境の島・対馬、国防の最前線~」をダウンロードできます。
 >>A5サイズ4ページ(A4サイズ両面)ダウンロード(1.54MB)

 

コース所要時間

観光情報館ふれあい処つしま((一社)対馬観光物産協会)
↓ 車で25分(対馬空港からは車で15分)
城山入口(県道24号線)
↓ 車で12分(乗用車のみ通行可能)
金田城跡(城山)登山口
↓ 徒歩で50分
金田城跡(城山)山頂
↓ 徒歩で20分
あずまや(東屋)
↓ 徒歩で20分
金田城跡(城山)登山口
↓ 車で12分(乗用車のみ通行可能)
城山入口(県道24号線)
↓ 車で25分
観光情報館ふれあい処つしま((一社)対馬観光物産協会)

※(一社)対馬観光物産協会は、長崎県対馬市厳原町今屋敷672番地1 観光情報館ふれあい処つしま にあり、厳原港から車で3分、対馬空港からは車で20分です。

登山口  登山口は対馬市美津島町箕形(みかた。住所表記は黒瀬だが、実際は箕形から行く)にあり、対馬空港から車で15分、厳原港から30分。ルートの詳細は下記YAMAPのページをご覧ください。ルート図、写真が掲載されています。
YAMAP >>活動日記「城山(じょうやま) ~古代山城・山頂往復3時間コース~」
>>活動日記「城山(じょうやま) ~古代山城・ダンギク観察5.5時間コース~」
駐車場  登山口までの道が狭く、登山口には乗用車3台程度しか駐車できません。駐車の際には、他の車に配慮をお願いします。
トイレ  登山口周辺にはトイレがないため、美津島町鶏知(みつしままちけち)の商業施設などでトイレを済ませましょう。

 

動画 城山トレッキング

※画像をクリックすると、金田城トレッキングの映像(0:17~)が流れます。

 >>対馬観光映像集~歴史編~ (MOTTO! TSUSHIMA HISTORY)(YouTube)

 

コース紹介

観光情報館ふれあい処つしま

 観光情報の提供、パンフレットの請求はこちらまで。
【所在地】 〒817-0021
長崎県対馬市厳原町今屋敷672番地1
観光情報館ふれあい処つしま(一般社団法人 対馬観光物産協会)
【電話】 0920-52-1566 >>お問い合わせフォーム
【アクセス】 厳原港から車で3分(徒歩10分)、対馬空港から車で20分。

 

(1)県道24号線交差点

 国道382号線(厳原港~対馬空港~比田勝港)から県道24号線(城山ルート)へ入る交差点。目印は、十八銀行美津島出張所(正面)の建物。(写真は厳原港方面から)
※場所名の前の番号は、上記の金田城跡登山マップ(Googleマップ)と連動しています。

 

(2)城山と竹敷の分岐点

 県道24号線を道なりに進み、この分岐点を直進すると城山方面、右に進むと竹敷。

 

(3)洲藻バス停前

 右側に直進すると城山方面、左に進むと白嶽。城山周辺にはトイレがないので、左に5分ほど進んだところにある白嶽登山者用トイレを利用し、戻ってくるのも一案。

 

城山の岩塊

 古代山城・金田城は、三方を海に囲まれた巨大な岩山である城山の地形を利用して築かれています。

 

(4)城山入口(県道24号線)

 城山の岩塊を見上げながら進むと、城山入口・金田城跡の看板が見えてきます。ここから先は道が狭く、マイクロバス以下の車両のみ通行できます。

 

箕形地区から見た城山全景

 上記の城山入口から登山口に進まず、県道24号線を3分ほど走ると、箕形地区の海沿いの道路から城山全景を眺めることができます。登山前あるいは登山後におすすめ。

 

城山登山口への道

 県道24号線城山入口から登山口までは、舗装・未舗装の狭い道を1.8kmほど走ります。幅員がないため、安全運転をお願いします。

 

(5)金田城跡(城山)登山口

 林道を進むと、車が数台駐車できる登山口へ到着します。城山にはトイレがないので、要注意。

 

登山道の様子

 城山には明治期に城山砲台が築造されたため、山頂近くの砲台跡まで馬車道(旧軍道)が整備され、格好のトレッキングルートになっています。

 

(6)黒瀬湾を望む

 登山道が断崖上を横切り、黒瀬湾を眺望できます。

 

(7)東南角石塁

 金田城跡は、石塁(せきるい。石積み)と天然の断崖によって守られた7世紀の古代山城です。ここから山頂方面と三ノ城戸方面に分岐します。案内標識に従い、直進すると山頂方面、右に降りていくと三ノ城戸です。

 

南門

 上記分岐点の左側に南門があります。

 

カギカズラ

 こちらは城山に多い植物のひとつ、カギカズラ。他の植物にカギをひっかけています。

 

ヤマボウシ

 6月ごろ、城山登山道ではたくさんのヤマボウシ(ハナミズキの仲間)を見ることができます。

 

(8)あずまや(東屋)

 山頂方面と防人住居跡(ビングシ山)への分岐点。案内板と東屋があります。ここでひとやすみ。

 

(9)南西部石塁

 うっそうとした森の中に、小さな万里の長城のような状態で古代の石塁が残されています。

 

国指定特別史跡の石碑

 山頂近くの砲台跡に、「国指定特別史跡 金田城跡」と刻まれた立派な石碑があります。

 

(10)城山砲台跡

 日露戦争時、金田城は再度要塞化され、砲台や軍の施設が整備されました。国境の島は、古代も近代も、常に外国との緊張にさらされています。

 

(11)城山山頂

 旧軍施設から5分ほど小道を登ると、山頂にたどり着きます。防人も見たであろう水平線が、今も眼前に広がっています。

 

北白川宮能久親王の記念碑

 山頂には、明治期の北白川宮能久(きたしらかわのみやよしひさ)親王お手植えの金竹が茂っています。

 

オプションルート 「城戸・大吉戸神社をめぐる」

 時間と体力に余裕があれば、いったん山頂から東屋まで戻り、そこから大吉戸神社を目指してみましょう。一ノ城戸・二ノ城戸・三ノ城戸などの遺構を観察することができます。山頂から直接一ノ城戸へ下りることもできますが、道が悪く、標高276mから海沿いまで一気に下降することになるため、膝への負担が大きくなります。

(8)あずまや(東屋)
↓ 徒歩10分
(12)防人住居跡(ビングシ山)
↓ 徒歩10分
(13)二ノ城戸
↓ 徒歩5分
(14)一ノ城戸
↓ 徒歩5分
(15)大吉戸神社
↓ 徒歩25分
(12)防人住居跡(ビングシ山)
↓ 徒歩5分
(16)三ノ城戸
↓ 徒歩10分
(7)東南角石塁
↓ 徒歩10分
城山(金田城跡)登山口

 

(8)あずまや(東屋)

 写真のあずまやの奥に、防人住居跡(ビングシ山)へ下りていく道があります。

 

(12)防人住居跡(ビングシ山)

 二ノ城戸と三ノ城戸の中間地点に、ビングシ山があり、防人の住居跡が発見されています。

 

(13)二ノ城戸

 二ノ城戸は、一ノ城戸(大吉戸神社)と三ノ城戸への分岐点ですが、三ノ城戸へ海沿いの道は岩盤が露出して道がわかりにくいため迷いやすいところです。海辺へ降りて一ノ城戸・大吉戸神社などを見た後、ここから防人住居跡に戻り、三ノ城戸へ向かいましょう。

 

ダンギク

 対馬の秋を象徴する花ダンギク。全国的には非常に珍しいのですが、対馬では9月ころ全島で見られ、特に一ノ城戸周辺に群生しています。

 

 一ノ城戸近くの石塁の下部には水門が設けられています。大雨の際に決壊しないよう、水圧をうまく逃がすしくみが今も生きています。古代の建築技術のレベルの高さを感じます。

 

(14)一ノ城戸

 金田城の一ノ城戸が出現。下半分は7世紀に築かれた石垣で、自然石を積んだ野面積みの手法。上半分は後世に修復したようで、切石を積んだ状態になっているのがよくわかります。

 

(15)大吉戸(おおきど)神社

 一ノ城戸から海岸へ向かうとまもなく大吉戸神社が見えてきます。八幡神を祭り、城山の守護としたもの。別名、中津八幡宮。

 

 国防の象徴である大吉戸神社は、歴代対馬藩主・宗家の尊崇も厚く、宗家が納めた神輿が安置されています。

 

金田城碑

 金田城の比定地は厳原町西部にもあり、江戸時代から論争がありました。この石碑は、戦前の対馬要塞司令官が「古代の金田城はこの地であり、ここが対馬要塞の起源だ」と刻んだもの。国の特別史跡に指定されたのは昭和57年ですが、そのはるか前にこのような石碑が建立されていたことに驚かされます。

 

ウラジロ

 城山ではあちこちにウラジロ(シダの仲間)が自生しています。普通種で、花も咲かせませんが、新緑の季節には美しい若葉を見せてくれます。

 

(16)三ノ城戸

 城壁の内部に入るためには、数ヶ所の城戸(城門)を通る必要があり、一・二・三ノ城戸および南門の4つが確認されています。

 

帰路

 三ノ城戸から急傾斜を登ると、(7)東南角石塁が見えた登山道に戻ります。登山口までは、旧軍道をゆっくり下っていきます。

 

登山情報・ガイド・アクセスなど

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