目次

 こんにちは、ダンギクが咲き、アキマドボタルが舞い、対馬の秋を感じているエヌです。

 さて、対馬を訪れる方は各種マニアが多いのですが(偏見)、近年は小説・漫画・アニメ・ゲームなどの「聖地」の巡礼を目的とされる方が増えているようです。

 で!

 よく問い合わせがある作品、個人的な偏愛、そして知ってたら超マニアな作品をピックアップしてみました。

街道をゆく13 壱岐・対馬の道

 「坂の上の雲」「竜馬がゆく」などの歴史小説で知られる国民的作家・司馬遼太郎氏の人気紀行エッセイ「街道をゆく13 壱岐・対馬の道」は、新聞記者時代の同僚・青木幸次郎氏(対馬出身)の思い出から始まります。司馬氏は青木氏の勧めではじめて新聞小説を書き、それがのちに直木賞受賞作「梟の城」になります。

 対馬の案内人は、郷土史家の永留久恵氏。司馬氏の思索は、古神道、魏志倭人伝、万葉集、倭寇、朝鮮通信使、そして朝鮮、中国、北方アジアの蒼穹(そうきゅう=天空)へと広がっていきました。

 「街道をゆく13 壱岐対馬の道」は、1977年11月の対馬紀行ですが、現在でも取材や旅行の際に参考にされる方が多い作品です。

【壱岐・対馬の道 目次】
対馬の人/壱岐の卜部/唐人神/宅麿のこと/壱岐の田原/郷ノ浦/豆腐譚/曾良の墓/曽祖父の流刑地/神皇寺跡の秘仏/風濤/志賀の荒雄/厳原/国昌寺/対馬の〝所属〟/雨森芳洲/告身/溺谷/祭天の古俗/巨済島/山ぶどう/佐護の野/赤い米/千俵蒔山/佐須奈の浦

司馬遼太郎 街道をゆく 公式ページ:第13巻 壱岐・対馬の道

韃靼の馬(だったんのうま)

 日本経済新聞に連載された長編歴史小説です。2部に分かれており、第1部は江戸時代の朝鮮通信使の接遇をめぐる歴史小説、第2部は「韃靼の馬」を求める歴史冒険活劇です。

あらすじ(公式サイトより引用)

 対朝鮮貿易を取りしきる対馬藩危機存亡の時、窮余の一策が幻の汗血馬の馬将軍吉宗への献上。その使命を帯びたのは……かつて朝鮮通信使警固を務め、藩と幕府を救った藩士がいた。文武に秀で、消えゆく神代文字が読める若者がいた――。壮大なスケールで贈る一大冒険ロマン!

韃靼の馬 | 日経BOOKプラス

アンゴルモア元寇合戦記

 鎌倉時代の元寇(文永の役)における「対馬の戦い」を正面から描いた歴史マンガです。マンガの時点から注目しており、作者のたかぎ七彦先生の現地取材協力、のちにアニメ化される際のKADOKAWAアニメチームの取材協力などを行いました。
 アニメの放映に先駆けた先行上映会(対馬市交流センター)や、予告動画の撮影など、楽しい日々でした。マンガは対馬編が10巻で完結し、現在は博多に舞台を移し、物語が進行中です。

アンゴルモア 元寇合戦記 無料漫画詳細 – 無料コミック ComicWalker

TVアニメ「アンゴルモア元寇合戦記」公式サイト

「アンゴルモア~元寇合戦記~」ロケーション(聖地)紹介について

アンゴルモア元寇合戦記の放送・配信情報について

ゴーストオブツシマ

 2020年7月17日に発売され、瞬く間に世界的な大ヒットとなったプレイステーション4・5用の歴史活劇アクションゲームです。
 メディアで取り上げられる機会も多く、30年以上の歴史がある情報クイズ番組「日立 世界ふしぎ発見!」(TBS)に対馬が初めて取り上げられたのも、ゲームの舞台としてでした。
 翌年には「ディレクターズカット版」が発売され、現在、ハリウッドで映画化が進行しています。

バックナンバー|TBSテレビ:『日立 世界ふしぎ発見!』

ジャイガンティス

 謎の生命体IAS(イアス)と自衛隊+ジャイガンティス(主人公)が、対馬を舞台に壮絶な死闘を繰り広げるSF漫画です。原作・小森 陽一さん、漫画・橘 賢一さん(代表作は「テラフォーマーズ」)、連載は集英社グランドジャンプ。

↓引用

長崎県対馬――。母親と病弱な妹と共に暮らす高校生・玄は、いつもと変わらぬ朝を過ごしていた。しかし、突如現れた正体不明の生物によって、平穏な日々は一変する。島民を喰らい、同化していくその異形な生物は、瞬く間に島を支配していき…!? その日、支配者の座は“捕食”される――! 絶望に喰われるSFサバイバル、開幕!

対馬島民が読む「GIGANTIS-ジャイガンティス-」について

GIGANTIS―ジャイガンティス― | ヤンジャン!|集英社公式・ジャンプ系青年マンガ誌

男はつらいよ 浪花の恋の寅次郎

 「男はつらいよ」第27作(昭和56年8月)では、ヒロイン・松坂慶子さんの出身が対馬という設定で、対馬ロケが行われました。

松竹映画公式サイト・ロケーション「対馬」より

  • 長崎県 対馬市 豊玉町 和多都美神社/寅さんが夢から醒める
  • 長崎県 対馬市 厳原町/ふみと誠が開業した寿司屋「寿司処海八」
  • 長崎県 対馬市 峰町/寅さんがふみを訪ねる

長崎県 対馬|松竹映画『男はつらいよ』公式サイト

海照らし(うみてらし)

 「ドラマ10」は、NHK総合22:00~のドラマ枠です。かつて1989~1990年に放送され、2010年から枠が復活しました。「海照らし」は、対馬を舞台とし、ロケが行われた、1989年の作品です。

↓NHKアーカイブスよりあらすじ
 民俗学者・宮前佐智彦(名高達郎)は、ある日料理屋で対馬出身の玖美子(松下由樹)という若い女と知り合います。注文したタイのかぶと煮に金の釣り針が入っていたのが縁でした。佐智彦が玖美子をホテルに誘うと、対馬にいる母・須奈(多岐川裕美)に会ってほしいとの答え。佐智彦はとまどいましたが、対馬の町史編纂の話があったこともあり対馬へ旅立ちました。佐智彦に会った須奈は驚きます。佐智彦が行方不明の夫にそっくりだったのです。それをきっかけに一夏の不思議な出来事が…。古代から大陸との中継点だった対馬を竜宮になぞらえ、海幸彦・山幸彦や浦島の伝承をからめて男女の愛を描いたドラマです。第27回ギャラクシー賞奨励賞と第8回向田邦子賞(中島丈博)を受賞しました。

ドラマ10 海照らし | NHK放送史(動画・記事)

NHKドラマ制作部が和多都美神社に奉納した額

海照らし・おまけ

 当時対馬では、松下由樹さんが来島しているらしい!と盛り上がっていた記憶がありますが、私は前年の映画「帝都物語」(原作・荒俣宏さん)で「魔人・加藤保憲」を演じた嶋田久作さんが来ているらしい!すげー!と思っていました(が、誰にも言えませんでした)。
 ちなみに加藤は、ストリートファイター2のラスボス・ベガの元ネタ(の元ネタ)と言われています(どうでもいいわっ!)。

>>元記事「エヌの世界」