観光・自然・歴史

23件ありました

万関橋

浅茅湾と三浦湾の間に開削された万関瀬戸と呼ばれる運河に架かる橋が万関橋です。この橋は平成8年に架け替えられ、3代目にあたります。明治後期、南下政策をとるロシアとの戦争の機運が高まり、日本海軍は水雷艇を対馬海峡東水道に出撃させるため、明治34年(1901年)、久須保水道(万関瀬戸)を開削しました。
この万関橋は、その開削された瀬戸に架かり、対馬の上下島を結んでいます。

対馬藩お船江跡

久田浦に注ぐ久田川の河口に、人口の入江が構築され、内部に四つの突堤と五つの船渠が設けられました。これを「お船江」あるいは「お船屋」と称しています。(現在は五つの内一つの船渠は埋め立てられています)
満潮時には木造の大船が出入できる程の広さと深さがあり、干潮時には干上がるように出来ています。現在の遺構は寛文3年(1663)に造られました。築堤の石積みは当時の原形を保ち、正門、倉庫、休息の建物跡が残っており、往時の壮大な規模を窺うことが出来ます。江戸時代、海に面した各藩はその藩船を格納するお船屋を設けていましたが、現在これほど原形を保存している所は全国に無いといいます。県指定史跡にも指定されています。

鰐浦(わにうら)のヒトツバタゴ

ヒトツバタゴはモクセイ科の大陸系植物で、古代より大陸への窓口であった対馬を象徴する植物として、対馬市の木に指定されています。
対馬北部の鰐浦地区は国内最大の自生地であり、5月初旬の開花期には3,000 本といわれるヒトツバタゴが一斉に白い花を咲かせ、初夏に積もる雪のようです。
波の穏やかな日には、山を白く彩るヒトツバタゴの花の影が海面を白く染めることから、「海照らし」の別名で呼ばれています。
・昭和3年 国の天然記念物に指定
・平成21年3月 「島の宝100景」(平成21年3月)認定

韓国展望所

韓国まで49.5㎞の至近距離にある上対馬町は、天気のよい日には韓国釜山市の町並みが望める、まさに「国境の町」です。この展望所は、地理的にも歴史的にも深い関係にある韓国の古代建築様式を取り入れて建造されており、展望台についてはソウルのパゴダ公園にある多目的施設を、ゲートについては韓国国際ターミナル(釜山)の入口ゲートをそれぞれモデルにしています。展望所から見る釜山の夜景も大変美しく、トイレ・駐車場等も整備されているため、観光スポットとして人気を博しています。

洲藻白嶽原始林

古くから霊峰として崇敬され、九州百名山にも選定されている対馬のシンボル・白嶽(しらたけ)。
片道2kmながらもほぼ海抜0mから急傾斜でそそり立つ地形のため、抜群の展望を期待できます。
また、貴重な原始林を持ち、大陸系植物と日本系植物の混成が見られる白嶽は、国の天然記念物に指定されています。

白嶽は石英斑岩の山で、標高519mに達します。頂上直下の傾斜地には,アカガシ・モミ・ヒメコマツ・イスノキ・スダジイなどからなる樹林が発達しており、林内にはミヤマシキミが多く存在し、モミ・ヒメコマツ・ミヤマシキミ・カクレミノ・ナガバノコウヤボウキは、ここを分布の西限地とする日本要素です。山頂の石英斑岩の露出地には、大陸系のイワシデ・チョウセンヤマツツジ・ゲンカイツツジ・チョウセンノギクが生育しています。
このように日韓両要素の植物が数多く共存するところは、日本では白嶽が第一で、植物地理学上、貴重な場所といわれています。また白嶽山頂付近は、対馬の固有種、シマトウヒレンの唯一の産地でもあるのです。

金田城跡

西暦660年、朝鮮三国のひとつ百済が唐・新羅の連合軍により滅亡しました。百済を救援する為に送られた倭国軍も、663年に朝鮮半島西岸の白村江で大敗。倭国は西日本各地に古代山城(朝鮮式山城)を築き、唐・新羅の侵攻に備えました。667年、浅茅湾南岸に突き出した「城山」(じょうやま)に「金田城」(かなたのき・かねだじょう)が築かれ、東国から召集された防人たちが城山山頂から朝鮮半島を睨み続けたといいます。当時の対馬は国防の最前線であり、極度の軍事的緊張が漂う国境の島でした。

それから1000年以上の時が過ぎ、忘れられていた金田城は日露戦争前夜という国際情勢のなか、再び要塞として整備され、巨大な砲台が据え付けられました。

1300年前に防人が築いた古代山城と、100年前に旧日本陸軍建設した近代要塞が並存する城山は国の特別史跡に指定され、今もその数奇な歴史を物語り続けています。

2017年、金田城は(公財)日本城郭協会によって「続日本100名城」に選定されました。

また、2019年9月16日(月祝)に放送された「あなたも絶対行きたくなる!日本『最強の城』スペシャル」第4弾(NHK)において、対馬の古代山城・金田城が、日本「最強の城」に選定されました。
人気番組としてシリーズ化された今回(4回目)は、「天守が美しい城」「守りの堅城」「天空の城」の3つのテーマから、江戸城、丸岡城、竹田城など全国7か所の強豪の城がエントリーしていましたが、「天空の城」部門の金田城が、見事「最強の城」に選出されました。

烏帽子岳展望台

烏帽子岳(標高176m)は、対馬の中央に広がる浅茅湾(あそうわん)の北岸に位置し、360度をぐるりと見渡せる展望台です。山頂近くまでの道路と駐車場が整備されており、駐車場から展望台への階段を10分ほど登ると、東には対馬海峡、西には朝鮮海峡が広がり、複雑な入り江と無数の島々がおりなす典型的なリアス式海岸の景観を一望できます。
古代から天然の良港として知られた浅茅湾の歴史と、リアス式海岸の雄大な景観を楽しむことができる観光スポットとして人気です。

  • 1
  • 2