観光・自然・歴史

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琴(きん)の大銀杏

上対馬町琴(きん)の長松寺にあるこの巨木は、樹齢千五百年といわれる日本最古の銀杏であり、文字通り対馬の親木です。樹幹を失った空洞の中には、お稲荷さんが祀られています。
「琴の銀杏の木は対馬の親木」と地つき唄に唄われ、「沖より見れば茂りて山の如し」と古文にもあります。
永きに渡って風雨に耐え続け、現在もなお樹勢は盛んで、春に枝いっぱいの葉をつけ、秋には黄葉し、晩秋の落葉の時は、まるで小判でも撒き散らすような荘厳な景色です。正確には幹廻り12.5メートル、樹高40メートルで県指定文化財に指定されています。

神話の里自然公園

海神をまつる和多都美神社まで徒歩3分の位置にあり、烏帽子岳の中腹に広がる自然公園です。園内には常設テント、オートキャンプ場、管理棟、ふれあい交流の棟、日本庭園、コンビネーション遊具、SUP・シーカヤック体験施設などがあり、子供から大人まで楽しめる施設となっています。またインストラクターつきのSUP・シーカヤックでは、和多都美神社の海上参拝も楽しめます。

清水山城跡

厳原八幡宮の背後に控える清水山城跡は、豊臣秀吉が朝鮮出兵の年である天正19年(1591)に構築したといわれています。
肥前の名護屋、壱岐の勝本、上対馬の撃方山を結ぶ兵站線の駅城で独立状の丘陵清水山は馬背状を呈し、丘陵線上に、本丸、二の丸、三の丸と地形に即して階段状に営んでいます。
規模はさほど大きくありませんが、歴史的には文禄慶長の役の遺跡、構造上からは遣禄頃の城跡、また、三郭には虎口の桝形の遺構が極めてよく残っているなど、国指定記念物でもあり、史跡としての価値が高いです。

上見坂(かみざか)公園[上見坂堡塁]

厳原と美津島の町境にある標高358mの展望台です。
展望台からは、日本の代表的な溺れ谷、入り江と島々が作り出す浅茅湾のリアス式海岸が箱庭のように眼下に広がります。
遠く九州本土や韓国の山々が見えるのも国境の島ならではの眺望です。
家族連れで楽しめる行楽地で、夏の夜は暗い海に漁火がきらめき、ファンタジックな景観は見事です。
遊歩道を奥まで歩くと、明治後期に築かれた砲座跡が姿を現します。
口径15センチの火砲が4基据え付けられていましたが、実戦では一度も発射されることはありませんでした。

万関橋

浅茅湾と三浦湾の間に開削された万関瀬戸と呼ばれる運河に架かる橋が万関橋です。この橋は平成8年に架け替えられ、3代目にあたります。明治後期、南下政策をとるロシアとの戦争の機運が高まり、日本海軍は水雷艇を対馬海峡東水道に出撃させるため、明治34年(1901年)、久須保水道(万関瀬戸)を開削しました。
この万関橋は、その開削された瀬戸に架かり、対馬の上下島を結んでいます。

対馬藩お船江跡

久田浦に注ぐ久田川の河口に、人口の入江が構築され、内部に四つの突堤と五つの船渠が設けられました。これを「お船江」あるいは「お船屋」と称しています。(現在は五つの内一つの船渠は埋め立てられています)
満潮時には木造の大船が出入できる程の広さと深さがあり、干潮時には干上がるように出来ています。現在の遺構は寛文3年(1663)に造られました。築堤の石積みは当時の原形を保ち、正門、倉庫、休息の建物跡が残っており、往時の壮大な規模を窺うことが出来ます。江戸時代、海に面した各藩はその藩船を格納するお船屋を設けていましたが、現在これほど原形を保存している所は全国に無いといいます。県指定史跡にも指定されています。